推しに悪態をつかれた。
何年前か忘れたけどそのころの推しはスモーカーだった。
温厚でノリのいい推しだったから、
出会ってからの時間はそんなに長くなかったけどまあまあいつも楽しく話をしてくれて、あっちが明るいから私もまあまあ緊張しつつ楽しかった。
そういう感じでその日も同じように話しかけたんだけど、
おもいっきり断られた。
え?
一瞬ちょっと焦った。
なんかしたっけな、って一瞬でいろいろ考えた。
確か楽日の前日だった気がする。それまで毎日何もなくきたのに、
突然「今日はここまででいいか」って言われて「あ、ごめん」って咄嗟に謝った。
何年経ったかすらわからないけどいまだに原因はわからん。
疲れてたかな、と思って気にしないようにしてたけど
次の日はもっともっとだるそうな推しがいた。
おいおい朝だぞ…と思いながら、コンビニに入ってくけどすぐ出てくる推し。
んん??と思ったけどとりあえずおはよーって声かけてみた。
第一声からもうだるい。まじだるい。だるさしかない。
毎日ありがとーって言ってるけどだるそう。
なに??って思いながら、
出はなんか入りの推しのだるさが頭から離れなくてめんどくさくて帰った。
それから4ヵ月推しに会うのを辞めた。
別に普通のことだったかもしれないけど今まで毎回
笑っておはよーって言ってくれてた推しだったから、
わりとへこんだし、なんかしたっけ、っていうのをずっと考えてた。
その前日には私の手紙を歩き読みしてる推しを見かけたりしたから余計に。
突然なにがあった?いまだに謎だけど。
で、4ヵ月間、舞台は観てた。手紙も書いた?かな。
なんか申し訳ないとかうしろめたいとか、よくわからないけどマイナスな気分だったから会おうと思えなかった。
それからイベントが決まって接触もあったから、まあそろそろ会うか、と思って
普通にイベントに参加して普通に接触並んでた。
こっちは、あのときから時間が止まってるわけだから、
なんかごめん、とか、また同じような態度されたらそれこそ理由わかんねーわとか、
結構モヤモヤしながら並んでたからすごく精神的によくない時間だったわ。
でもいざ私を目の前にした推しは、
「おー!おひさ!」
とか言ってくるから拍子抜け。
おひさじゃねーーーーーーーよまじで
なにも言えないわたしに「元気だったか」とか聞いてくる推し。
自由かよ。
あわよくば忘れてくれていて、新規としてまた良くしてくれたらいいな、
ぐらいまで思っていたから思わず「いや忘れられてると思ったよ」って口から出てた。
それに対しても「え、なんで?忘れるわけないやん」って言ってるから営業上手かよって。
といってもこれイベベだしねはいはい営業~と思っていて、
でもそれ以降の推しの対応は普通すぎていやむしろ前以上に優しくなった気がする。
もともと優しかったけど。
いまだにあの悪態は謎。
でもコンビニからすぐ出てきたのと、楽日に同業者から愛用のたばこをもらってにこにこしてる推しの写真があがってきたので、たばこ切れが限界を超えたのかなと思っておいてる。
あのころはこそこそしてたたばこも今はなんかこれ吸ってるとかも言ってるらしく、大人になったねー。
その後推しとはだいぶ仲良くやって私が離れて終わりました。
でも今でも舞台に立ち続けてるしまたいつか観たいなと思う。がんばって。