好きな人なのかどうか。
まじでただの好きな人の話だ。
それ以上でも以下でもない。
誰にでも優しくするしにこにこ接するのがお仕事でわたしはそんな彼を見て好きになりました。優しくて優しくて優しい彼はわたしにも優しかった。だからいつも嫉妬してた。わたしにも優しいけどやはりみんなに優しい。ただのその強度がわたし以上だなと思うとそれは嫉妬の対象でしかない。
そういうものも最近はないことが多い。
にこにこして優しい言葉をつらつら話す。流暢だ。顔は笑ってる。話す相手もしあわせそう。別にそれ自体は、わたしはすき。いい関係だと思う。
わたしがいることに気付こうとしないのか本当に気づいてないのかわからないときがあるけど、わりときょろきょろしてる。さっき絶対に視界に入っただろーがってときもしてる。まあそれはどうでもいい。
なんかよくわからないけど昔から握手がすきだ。わたしじゃなくてむこうが。こんな関係になってもいまだにする。意味合いは変わった。触れていたいとかはなくなった。あ、昔からなかった…。なんだかいつも安心させられる手だった。
無言でぎゅうぎゅうされるときはいつも口を横にひっぱって笑ってる。いまだに意味はわからん。誰にでもやってるだろうからまあいい。
誰にでもやってることをやられても嬉しくないんだ、申し訳ない。いや嬉しくないんじゃない、悲しくなる。誰にでも同じなんだ。私もみんなも誰も同じ。それは悲しくて悲しい。
昔なら「好き」と言えば笑ってありがとうと言ってくれた気がする。言わずに来てしまったのでそれは仕方ない。いまそれを言ったらたぶんいろいろ終わる。はあ。
だからわたしだけかな?と思えることが私だけならいいのにと思う。
同じことを他の誰かとしてたら怒り狂ってしぬ。
そこまではいかないけどストレスで死ぬ。今もそんなどうにもならん不安と心配でしんでる。
わたしは不特定多数のひとりなことを忘れそうになる。確実に私だけなんてことはないし。ないよ。あーつらくなってきた。
昔から言ってるけど
一番になれないなら、せめてそれ以外の一番になりたかった。
この世界の中で家族以外の次に想ってもらえる立ち位置がよかった。そういうのはわたしだけでいい。近づいたせいで距離がもうわからない。
たまになにを考えながら喋ってんのかわかんなくなる。意図がわからない。たぶんなにもないんだろうけど。きらい。
そうやってなにも考えてないことでわたしはどんどん引きずられしぬ。
なにをしても彼がいない人生はもう歩めないのだ。
と同時に、彼との人生も歩めない。
彼がいなくても、いても、もうだめなんだ。
どう生きよう。
もはや大喜利だ。
覚悟を決めよう。